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虚空蔵牛頭天王頗梨采女曼荼羅


中央に虚空蔵菩薩を配し、両側に牛頭天王・頗梨采女を配する、他に類例の無い曼荼羅。


なぜ中央が虚空蔵菩薩なのかは不明だが、八王子の本地物を虚空蔵とする説もある(ただし、祇園社においては一般的には文殊菩薩とされている)。


そのため、八王子の本地仏を、特に崇敬する趣旨で作画された可能性も一応は考えられる。


本図自体は近世のものと思われるが、ここに描かれる牛頭天王は、神将形・三面であり、様式としては平安期以来の古い形式にて表されている。


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