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牛頭天王座像

  • hidehikohokoi
  • 2020年10月27日
  • 読了時間: 1分

更新日:9月30日


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像高40cm程度の寄木造による牛頭天王像。玉眼。

制作年代は不詳だが、中世以降の、明王形、羂索という典型的な牛頭天王の像容を示している。


持物は失われているが、斧であった見て大過ない。

全体が赤く彩色されているのも中世以降の牛頭天王像の特徴に合致する。


また、牛頭天王像はしばしば、牛頭部分の耳と角が経年により脱落するが、本像は完全な形で牛頭が現存している。



○胎蔵物

正面から
正面から

なお、本像のX線写真には「胎内月輪(たいないがちりん)」(像の胎内に収められた円形の物品で、仏の心や威光を表す梵字が記されるなどするもの。)または球体の仏舎利(水晶などで作られたもの)ともみられるものが胎蔵されていることが確認されて

いる。牛頭天王像の胎内月輪又は仏舎利の胎蔵は稀少な例であろう。




上部から
上部から

 
 
 

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